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幻の卒業ライブ [教育関係]

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昨日、私がPTA会長をしている中学の卒業式でした。
実は卒業式の祝辞でメッセージをこめて卒業生に歌で伝えようと「僕の想いが君に届くまで」という曲を作って毎日イメージトレーニングをしながら練習していましたが、急遽横槍が入り中止になりました。

僕の想いが君に届くまで
                作詞・作曲 井上耕作
めぐりゆく季節に ただ流されてきた
流れる川の小枝に ふとしがみついてみたんだ
しびれる手をゆっくりと 土手の石に手をかけ
ふるえる足でゆっくり 岸へ上がったんだ
見上げればそこに 大きな山が天高くそびえ立ってた

高く舞い上がれ 命のつづくかぎり
大地を強く踏みしめ 僕の想いが君に届くまで

山のふもとにたどりつき 一歩ずつ上をめざした
疲れて倒れそうになったら 君を想いだすんだ
孤独と闘いながら 足が棒になっても
心の中の山を 必ず越えるんだ
強い風や転がる石を かわしながら上を目指した

高く舞い上がれ 命のつづくかぎり
大地を強く踏みしめ 僕の想いが君に届くまで

 自分で言うのもなんですがすごくお気に入りのバラードソングなんです。
なぜ心をこめた歌がいけないんでしょうか?
格式ある卒業式って一体何なのでしょうか?
大人になってじっと話しを聞くための修行なのでしょうか?
私にとっての卒業式は卒業生にエールを送り想いを伝える・・・それ以上でもそれ以下でもないのです。
保護者のためでも教師のためでも地域のためでもないのです。
教育とはまた人権とは互いの個性を尊重すると言いながら過去の前例先例に従って踏襲するだけのものなら枠の中からいつまでたっても抜け出せないのです
悔しかったです、怒りがこみ上げてきました。
反対の理由は卒業生を送る会は生徒中心でカジュアルに、式典は格式ある厳粛なものという位置づけらしいのです。
教師全員が反対している、教育長に聞いたら学校の判断に任せる、ふさわしくないのなら他の人を頼めばよい・・・ 私は言いたい、一体今の教育はどっちをむいているのかお上ためなのかそれとも子どもたちのためなのか!?以前小学校でも歌った事がありますが保護者や子どもたちからはなんらクレームがありませんでしたが、一部教育関係者、自治会関係者から大バッシングを受けました。
確かに卒業式は格式あるセレモニーですが想いが伝わらなければ何もならないのです。
小学校の卒業式であるお母さんが式には参加していませんが私のスピーチや歌を自分が見ていたように話してくれました。
確実に子どもの心に伝わっていたのです。
どこに向いて話しをしているのか、誰のための卒業式なのか?
原点をしっかりと見つめなおす必要があります。
自分のコンサートと勘違いしているのではとの声もあったそうですが、歌を聞きもしないで怒りを超えてむなしくなりました。
想いが伝わらなければ何も残りません。
票目当てのパフォーマンスと思われていたのかと思えば私のプライドはひどく傷つきました。

 予定を急遽変更し、当日スピーチで書いたものをうっかり忘れてきてしまい頭の中が真っ白になりましたが13歳で骨の癌にかかりこの世を去った少女の話しをし、命の大切さを訴えました。
簡単に死ぬとか死ねとか今日限り言わないでほしい、なぜなら生きたくても生きられない限りある命のもある事を知ってほしい、死と向き合いながら精一杯生きているのですから・・・。
悪に対して他人事だと思い、見てみないふりをしないでほしい。 自分の信じた道をたとえ10人中9人が間違っていると言っても自分の良心に従い突き進んでほしい、そして何が正しいのか自分の目で確かめてほしいと言いました
最後の決め台詞は「人生に失敗はない、挑戦し続ける限り新たなるスタートだ」
過去は変えられないけど未来は変わる、どうか悔いのない人生を送ってくださいと・・・・
子どもたちや保護者の方にどう伝わったかは分かりませんが、自分の悔しい思いを子どもたちにはしてほしくない、決められたルールの中で自由に伸び伸びと羽ばたいてほしいのです。
大人たちの都合の良い形にはめられることなく人の歩いた道ではなく自分で新しい道を勇気を出して一歩踏み出してほしい、これが私の卒業生に送るメッセージです。

うさばらしに当日夜、京都のライブハウスに幻の卒業ソングを歌ってきました。
自分の思いをステージで語り、客を中学生と見立てて魂をこめて歌えば聴衆も感動してくれました。
私の感覚は間違っていなかったんだと確信した瞬間です。

完全燃焼して帰り道眠くなりコンビニの駐車場で朝を迎えました。
俺は生涯真実を伝える反逆者でありたい
妙な事に叩かれれば叩かれるほどエネルギーに変わります。
私の大好きなブルースリーの哲学の中にdo'nt think feel!(考えるな、感じろ)と言うフレーズがあります。
過去の踏襲を考えるより今感じる感性を大切にしたいと思います。
井上耕作心はまだまだ青春です!
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