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臨時職員、アルバイト職員は人件費ではない? [亀岡市議会]

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各自治体は人件費の削減に取り組んでいますが議員在任中職員の人件費を調べていくうちに不思議なことを発見しました。
正規の職員さんはプラスチックの名札をしていますが、紙の名札は臨時職員さんやアルバイト職員さんで月額報酬は正規の職員さんの3分の1から4分の1です。
あまりの安さに同じような仕事をしているのに不公平だと相談を受けて某管理職の職員さんに相談をしたところ「最初はアルバイトで採用されたけれど、だんだん欲がでてくるんですね」この言葉には驚きました。
私らは試験によって選ばれた人材で試験なしで採用された人と同じではないのは当たり前という意識なんだなーと思いました。
確かにそうかもしれませんがあまりにも格差がありすぎます。
放課後児童会の先生も交通費も支給されず時給も確か当時800円もなかったような気がします。
これでは人材不足も当たり前です。
そして意外なことに人件費を削減といっても職員の新規採用を抑えても相変わらず安い人件費はたくさん採用しています。
ところがこの安い実質的な人件費である臨時職員やアルバイト職員のお金は人件費として処理されるのではなく自治体の会計ではなんと物件費として会計処理されているのです。
非常にわかりにくくしていますね。
しかもその総額については各課ごとに振り分けられなかなか実態が把握できていないのです。

 常勤ではないので1人1日あたりの単価はわかりにくいのですが私の議会質問での平成16年度一般会計決算額における費目別の臨時職員、アルバイト職員の賃金総額は・・・
総務費6650万、民生費3880万、衛生費530万、農林水産事業費が920万、土木費が680万、教育費が3780万の合計が1億6440万円。
主な課ごとの賃金額は人事課は保育士、看護士、保健士、幼稚園教諭などの臨時職員総額が5989万円、年平均で24名分、課税課は市税賦課事務の事務補助者が4名分で297万、こども福祉課で保育士、事務補助者で3152万55名分、教育委員会では給食配膳員に1812万で34名分、放課後児童会の事務補助者16名分510万円と答弁がありました。

 私は透明性を高めるために国の会計基準を実質的な人件費であるアルバイト職員、臨時職員の給与は物件費ではなく人件費としての項目であげるべきだと考えています。
職員数を減らし安く使える臨時職員、アルバイト職員を増やして人件費削減を謳うなら本末転倒です。
とにかく行政の会計は一般企業会計の複式簿記とは違い単式簿記の大福帳のようなものなので款・項・目で大雑把に仕分けられているので新人議員ではなかなか理解できませんでした。
透明性を高めることが不正防止や削減できるできないを見分けることができるのです。
今の充電期間中に現場の声をしっかりと聴いて、自治体の予算書、決算書の中味がじっくりとわかるように勉強したいと思っています。
めちゃくちゃ多くの資料が提出されるのでずべてを理解することは不可能に近いので、やはり外部監査も必要であると思います。
コメント(1) 

コメント 1

Brainconsciousブレコン

その通りですね。「同一労働、同一賃金」を理念とするのなら臨時職員等の給与費は人件費であるべきです。そうしたいんです。経常損益赤字の公営企業ですが、正規職員の給与費を改めて非正規職員の給与改善したいですね。
by Brainconsciousブレコン (2019-04-17 11:18) 

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