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思わぬ波紋、2ショットポスター問題 [日本の政治、世界の政治]

 衆議院選挙の任期満了まで3月10日で半年を切りました。
選挙を良く知らない人は最近なんで二人写ったポスターに張り替えているんだろうと疑問に思っている人もいるかもしれません。
実は公職選挙法では、立候補予定者が一人で写ったポスターの掲示は6ヶ月前より禁止されているのです。
しかし、他の政治家と2人写っているポスターは許されているのです。
ただ2人で写っていれば良いと言う訳ではなく現在掲示が可能なポスターには政党の演説会を告知すると言う決まりがあり、よく見れば必ず弁士として演説会の日時と場所が書かれていますがその通りに演説会が行われる事はほとんどありません。(政党所属者が有利になるような、ちゃんと抜け道があるのですね)いかに人気のある政治家と2ショット写真入りのポスターを作るのかは当落に大きな影響を及ぼします。
候補者が誰と2ショット写真を写すのか?
通常政党の代表者と一緒が一番権威を示す機会になるのですがご存知のとおり麻生総理や小沢代表ではマイナスイメージだと拒む候補者も少なくありません。
したがって、解散しなくとも選挙は半年先には必ずありますので一人写りの写真から今必死に各候補者は張り替え作業を行っています。
CIMG5465.jpg
 麻生総理との2ショットを辞めた一人に鳥取選出の石破農水大臣(軍事おたくなので防衛大臣のイメージが強いのですが)は枡添厚労大臣とペアのポスターを作ったのですが、政治家の顔写真がでかすぎて(もともと顔が大きい人ですが)肝心の演説会の告知が小さすぎると地元の選挙管理委員会から違法であると指摘を受けたそうです。
たしかに遠めで見れば顔写真と名前が強調されて演説会は近くに行かなければ何が書いてあるのか読めないのです。
石破氏のコメントは「立法者として反省している」そして事務所は、法律に沿うようにシールを貼って対応するとのこと
なぜ麻生総理との2ショットではないのかとの問いに対し「閣僚経験者が総理にばかり頼っていられない」だそうです。(いうよね~)
はっきりいえないのでしょうね「人気のない総理と一緒に写っていたら票を減らしてしまう」これが本音でしょうが、本音と建前が違うのが政治の世界なのです。
CIMG5460.jpg
 さて、地元亀岡に目を向けてみますと京都4区惜敗率全国一の田中ひでお氏が選んだ2ショットのお相手は、野中氏でも平沼氏でも綿貫氏でも前府議会議長酒井氏でもなく、栗山市長でした。
私は「現職市長で大丈夫やろか?」と心配していましたが、やはり政党関係者から聞こえてくる声は「反共、自公民推薦の市長が特定候補者に偏るのは納得できない」「機関紙ならまだ理解できるがポスターともなれば問題」とのブーイングの声が・・・・定額給付金を受け取らない発言も与党提案の政策決定に反するとの声も・・・大事に至らなかったら良いのですが少し心配しています。
CIMG5464.jpg
色々と政治の世界は個人の思いだけではどうしようもありません。
多くの有権者にお世話になればなるほど慎重に言葉や行動を考えなければいけないのです。
時には勇気ある決断も必要です、どっちつかずでのらりくらりしていればそれはそれで優柔不断とまた叩かれるのです。
一見華やかに見える政治の世界も裏を回れば玉の飛ばない戦争です。
何を言われても平常心でいられる人でなければ務まりません。
よし、また某とんかつ店で他人に何を言われても自分の心をかき回されず平常心でいられるための修行するで~(もうやめときって)←影の声
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