全員協議会（亀岡市の財政状況について）

１１月２８日、全員協議会があり、午前中財政課より亀岡市の財政状況についての行政報告がありました。
この資料は平成24年度版ですが、これの最新２５年度版です。
http://www.city.kameoka.kyoto.jp/zaimu/shise/yosan/zaise/documents/zaiseijoukyou.pdf
２５年度版もHPで近日中に公開されると思います。
ざっくりと言えば今までも厳しい財政状況でしたが土地の売却や、日立造船との和解金http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/91aa00afb62dc2c6bbdb8783ba498b81等による臨時収入があり、基金の取り崩しを当初計画より改善されました。

しかし、平成１６年度から２５年度までの実質単年度収支（財政基金の取り崩しをしない）の黒字決算は平成２２年度、２３年度の２ヶ年のみで依然とした基金に依存した体質です。

市税や地方交付税も減少方向にあり平成２５年度の市税も１００億を割り込みそうなのです。

市債残高も増加傾向にあり４００億を超え、市債の発行額をできる限り抑制せねばなりません。最近の主な起債残高増加の要因は小中学校の耐震化事業等の大型事業の推進であり、無駄な建設をしたものではありませんが…　…
　それと増え続ける扶助費の増加も気になります。過去１０年間で増える事はあっても減る事はありません。
平成１６年度が４０億程度が２５年度には７０億に迫る勢いです。高齢者の福祉施設の充実は大切な事ですが、その反面約４分の１が一般財源の負担となっていますので痛し痒しなのです。　
　また消費税があがるとどうなるのか？亀岡市の経常収支比率（地方公共団体の財政構造の弾力性を表す指標）も全国平均から見ても真ん中以下、現在府下２５市町村の中で２０番目だそうです。
　頭の痛い問題ですが、しっかりとモノ申し、行政と共に考え市民に説明責任を果たす事が市民より負託を受けた議員の大きな仕事の一つです。

コメント 2

小中学校の耐震工事増改築や耐震診断を含めると%進んでるんでしょうか？
by 安泰 (2013-12-03 22:08) 

現在の小中学校の耐震化率は94.6％でほとんど完了していますが、問題なのは老朽化している施設です。
例えば文化資料館はまだ耐震工事はまだだと思います。
亀岡市は他の市町村と比べ情報公開は進んでいる方だと思います。
http://www.city.kameoka.kyoto.jp/kyouikushisetsu/kurashi/kyoiku/kyoiku/shisetsu/documents/taishinkanojoukyou.pdf#search='%E4%BA%80%E5%B2%A1%E5%B8%82%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E8%80%90%E9%9C%87%E5%8C%96%E7%8E%87'
by kochan (2013-12-04 02:51)