2日目、午前中はパネルディスカッションでした。
パネリストは5名です。
ディスカッションの前に制限時間内で都市の健康についての研究テーマについて順次研究報告がありました。
コーディネーターは筑波大学院人間総合科学研究科教授の久野譜也氏です。
まず最初は東京医科歯科大学総合研究所准教授の中村桂子氏、前日と同じ方なのかと思いきや同姓同名でした。
テーマは住民の健康を重視するまちづくりー健康都市プロジェクトーについてでした。
続きまして慶應義塾大学教授の伊香賀俊治教授によります健康長寿を実現する住まいとコミュニティーの創造についての研究発表がありました。
次に大分市民健康ネットワーク協議会会長、松本内科循環器科クリニック院長の松本悠輝氏によります「健康づくりは幸せづくり・健康で街づくり」の実現にむけての活動実践報告がありました。
次に静岡県藤枝市長、北村正平氏によります「都市の元気は市民の総力で」－市政壮健のまちづくりを進める藤枝市ーについての報告がありました。
最後に兵庫県丹波市長、辻重五郎氏によります「豊かな自然と食に恵まれた田園都市丹波市」－健康寿命日本一をめざしてーをテーマに報告がありました。
限られた時間の中、ディスカッションと言うよりテーマについての考えをまとめると言う感じで朝まで生テレビのような感じではなかったです。
まとめとして健康都市を目指す本質的な課題について、歩いて暮らせるまちづくりが理想（自然として歩かされてしまう）ですが、マイカーや公共交通が交通を支配するようになった今日、社会システムとして交通システムが整備されている事を基本として楽しく歩いて暮らせる理性的な戦略を立てる事が現実的という事です。
様々な事例と都市と健康を考える機会となり大変良い勉強になりました。
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