産業建設常任委員会意見交換会

5日、亀岡商工会議所会議室にて亀岡商工会議所工業委員会並びに機械金属電子工業部会と意見交換会を行いました。

わたしの祖父井上源一は昭和37年10月～47年10月までの3代目会長として長期にわたり亀岡商工会支えてきました。
商工会議所に格上げすることを夢見て亀岡で初めて大型スーパー西友を誘致し、会議所に格上げされる前に会長職を次代に継承しました。
利権に一切絡まず陽気で意見を取りまとめる能力がり、亀岡近代化の礎を築いた人物であったと聞いています。
身の引き締まる思いです。

まず初めに工業委員会委員長より挨拶があり各委員より会社をとりまく現状の報告を受けました。
主な共通した話の内容をまとめますと、口丹地区に工業系の高校がないので是非誘致するように働きかけて欲しいと言う内容でした。
つまり企業は即戦力となる地元の人材を求めています。
私は不景気で就職難とばかり思っていましたが、高卒の即戦力の絶対数が少ないそうです。
普通高校からの就職者は技術を教えるのに時間がかかり、なれた頃に地元へ帰っていしまうケースが多いそうです。
人材を確保するには大阪方面や京都市内からの求人で社宅も完備しなければならず、なかなか難しいそうです。

これに対し産業委員会の委員もそれぞれの思いを述べました。
私は新たな学校を作るには無理があり、南丹高校の総合学科に工業科を作る事が現実的である。
あとは、学園大学の空き教室を活用し、産学協働で連携した研究や、国際交流センターの空きスペースをベンチャー企業の研究室に安く貸し出すことはできないものかと述べました。
他の委員からは地元企業に対し工業高校を作っても求人を必ずしてくれるのか、また小学校、中学校でのモノづくりの楽しさを教える事が必要ではないかとの意見もありました。

今後の方向性としては議会も協力しながらまずは、政策提言の請願書を市議会に提出し府に対しても要請していこうという事になりました。
現場での声を直接聞き机上の論理ではなく、このような意見交換会は大切な事だと思います。

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