議員団研修会（後編）

先生の講演によれば、知事や市長村長は独任制なので顔が見える
議員個人の顔が見えるためには？
●困り事相談所のための便利な人
●雨の日も風の日も駅前にいる頑張る人
●一般質問で首長と対決
つまり、個人として顔を売り込むことができても議会という「場」には一つの顔が見えてこないのです。

私の場合、あちこちの盆祭りや慰問でコンサート活動をしているので歌う議員、また読書活動をしているので絵本おじさん、お酒の配達もしているので前掛けをしている議員、２６名中、一人だけヒゲをはやしているのでヒゲ議員、元気号のこうちゃん号に乗っている議員etc
これじゃ頑張る議員、知的な議員どころではなく遊ぶ議員ですな（笑）
とにかく自分を売り込むトップセールスと自負しています。
（票にはつながりませんが、顔は結構知られているのです）
あったあったこれが一番とちゃうかな、いらんことばかり書いて叱られるブログ議員（笑）
おそらく全議員の中でブログのアクセス数は最も高いと思います（so‐netの日記・雑感部門では上位１％をなんとかキープしています。

そこで、議会としての顔を見せるために生まれた発想が「議会基本条例」なのです。
亀岡市議会も2010年10月29日、「議会基本条例」を制定しました。
議会基本条例は北海道夕張市のお隣の栗山町が全国初と言われています。
炭鉱の街の夕張市の破綻を分析した結果、地方債や交付税で自主財源１割程度で公共施設を建設しても建物の老朽化による維持管理費やランニングコストが重荷になり破綻する事を反省しました。
例えば金のない人が抽選でベンツが当たったとしても車検や修理代が高くつきおまけにガソリンも食い結局、その時は一時的に金持ち気分になってもさらに貧乏になると言うことです。

そして、当時の夕張市の市長は北海道庁からの天下りが多く中央から補助金を引っ張ってくる＝力のある人と思われていました。
そこで、栗山町は人口が減少し、税収が減っても安心して暮らせるために住民にも理解を求める機会が必要と考え「議会基本条例」（２００６年５月）を制定し、住民参加の自治、議員個人のパフォーマンスではなく議会全体の役割をこちらから出向いて幅広く意見を求めたり、説明責任が大切だと考えるようになりました。
亀岡市も栗山町の議会基本条例を参考にして作られたと聞いています。
全戸配布される議会だよりは大変重要な役割を果たしています。
私も広報公聴委員としてわかりやすく伝える事ができるよう微力ながらも頑張っています。
議会だよりはできる限り文字数を減らし、写真やイラストを入れたりしながら読みやすく（議会用語を多用しない）理解しやすい内容に努めたいと思いますのでご期待下さい。

これからの議会はどうあるべきか、どうすれば市民に必要だと感じてもらえるのか？
抽象的な答えは良く耳にします。
例えば何でも賛成では困るとか、住民の声を反映してほしい、政策を立案してほしいとか・・・
その点について栗山町議会の前文は明確にしています。
●議会は、その時持てる機能を十分に駆使して、自治体事務の立案、決定、執行、評価における論点、争点を幅広く町民に明らかにする責務を有している。 自由闊達な討議を通して、これらの論点、争点を発見、公開することは討論の広場である議会の第一の使命である。

亀岡市議会基本条例３条にも「自由闊達な討議を行い、市政の課題に関する論点及び争点を明らかにするように努めること」と明記されています。
９月定例会より理事者の反問権（議員に対する質問）も認められるようになりました。
現在、１２５市（16%）で議会基本条例が制定され増え続けていますが、亀岡市も議会改革は急速に進んでいます。
とは言うものの、会派に属さない議員の取り扱いは以前に比べれば随分マシになりましたが、意見書の発議者は会派代表者に限るなど十分とは言えません。
少数意見が多数決の論理に押しつぶされることなく、多数意見に反映されるようになるまで頑張りたいと思います。

議会も必要であれば重要な議案の修正を求めたり、また市民も政策のプロセスに関心を持つ人が増えるようにさらに情報公開を推進し、わかりやすく伝え、市民と協同し、行動する議会でありたいと思います。
議会基本条例はゴールではなく新しいスタートです。
結婚も同じですね（笑）
毎日が勉強です。

【議会報告会のお知らせ】
平成18年11月18日（金）午後8時～９時（予定）
（場所）●古世総合センター
　　　　●大井生涯学習センター
　　　　●東つつじヶ丘ふれあいセンター（私は今回ここの会場の責任者です）
説明資料として使いますので、議会だよりをご持参下さい。　

※ゆるキャラグランプリにポチっとワンクリック応援お願いいたします。↓↓↓
ボク明智かめまるです、おうえんしてね！