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いきなり緊急動議 [亀岡市議会]

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 亀岡市議会も9月定例会よりインターネット中継が行われています。
ライブ中継なのでもう居眠りはできませんぞ。
録画とかで見たい議員を質問項目別に見られるようにできたらよいのですが、そうなればかなりの労力とサーバーの容量アップや移動が必要でページが重くなってしまいますね。
9月定例会本日一般質問(会派代表質問)初日、久々に議会傍聴に行きますと冒頭いきなり緊急動議が木曽議員より出されました。
本日何かが起こるという情報はキャッチしていましたが、いきなり議長不信任の動議でした。
議場で出される「動議」とは議員が議案以外の案件を提議することができ、1人でも動議を提出することが認められています。
多くの場合は事前に根回しがされ隠密に賛成多数を裏で固めてひっくり返すのが一般的です。
なぜ隠密かといいますと事前に察知されると潰される可能性があるからです。
まず動議を採択するかどうかを決めるのは議員による採決(過半数)をとらなければならず、賛同者が過半数に満たない場合は却下されてしまいます。

 何も動議は議会だけに限らず企業でも総会で社長解任の動議が出されて社長がひっくり返るケースもあります。
私も20年度PTA総会の予算案で紛糾し、K評議員(現府議)より動議が出される経験しました(一部理事も賛成するという前代未聞の動議は当然不採択でしたが)
今回動議提案の理由は会派の異動に関する異議の申し立てでした。
超党派で構成される「輝」に木曽議員が5月に会派異動を提出し議長はそれを受理したそうですが、2月に行うのが先例として現在も保留状態が続いているそうです。
私も年に1回のチャンスとばかり思っていましたが、京都新聞社の調べによりますと、府内14市では南丹市を除く全ての市では随時議長に異動届けを出した時点で効力が生じるそうです。

 このように議会は過去の先例や申し合わせ事項が多く、一旦整理する必要があると思います。
本来ならば議員活動を行う上で会派異動は当然の権利であり、諸般の事情で離党しても同じ会派で一緒に過ごすのは変な感じです。
議長側のデメリットとしては議場の座る位置や比例按分による委員会の構成なども調整しなければならない可能性があり、余計な会議や事務局のいらん仕事が増えることくらいかな?
議会運営の円滑な運営を妨げるという理由です。

 議会傍聴に来ていたある市民の話を聞きますと「せっかく傍聴に来たのになんや、そんな話は事前に内部で調整すべきでええ迷惑だ」とおっしゃっていました、ごもっともです。
で、その後議会は空転し結局会派会議や幹事会?議論され一般質問は午後からに持ち越され採決の結果、賛成は輝の6人と会派に属さない議員の木曽議員の7名で不採択に決まりました。
亀岡の常識が京都の常識ではなかったという事がわかった事は一つ勉強になりました。
私の雑感ですが結果を見て思ったより根回しができていなかった、定数26ですので13名以上を得なければならずあと6名の賛同者が必要です。
共産党の5人と会派に属さない議員の残り3名(内公明党2名)のうち一人で同数、二人で動議採択なのでせめて可否同数まで持っていけば面白い事になっていたと思います。
しかし、疑問はなぜその場で議長は動議の採決をとらなかったのか?
すぐに採決すれば午前中の空転にはならず、傍聴者にも迷惑がかからなくて済みました。
議論せずに軽くあしらわれたと言うしこりを避けて結局何も変わらないと言うお互いの顔を立てた玉虫色の決着なのか?
笛吹けど踊らず・・・

 久々にこうちゃん日記の格好のネタを提供していただいた事だけは事実ですが(笑)
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