あなたへ [こうちゃん日記]
(この曲を聴きながら読んでいただければ癒されます)
皆さん、お盆はゆっくりできましたか?私は墓参りしたり、食っちゃ寝の毎日でお盆期間は太るのが恒例です(笑)
最近、昔の映画のDVDを見ています。
戦争前後の昭和を生きる人々を見ていますと、生きるか死ぬかの瀬戸際の中での家族の情愛やつかの間の純愛、子どもの遊び・・・
物のない時代に自ら新しい価値を作り出して行くエネルギーや生きる事へ真剣に向き合う姿を見ていますと、今の時代便利になった反面、忘れてはいけない大切な何かを失っている気がするのです。
昨日、高倉健主演の「あなたへ」をテレビで観ていました。
健さん、かっこいいですね。
私にとって青春時代の腱さんは任侠映画のイカツイ健さんのイメージ、矢沢のエーちゃんもリーゼントでヤンキーの教祖のような存在でしたが、二人に共通しているのは額に深く刻まれたシワがまたかっこいいのです。
樹木の年輪のように深みのあるシワは多くを語らず、言いたいことを堪えるのも男の魅力だと感じています。
男ならあんな風に歳を重ねたいと思うのです。
自宅のテレビで映画を観るとダメですね。
何がダメだと言いますとすぐ横になれるので眠ってしまうのです。
健さんがキャンピングカーに乗って亡き妻の遺言で「故郷の海へ散骨してほしい」と言う意味を探しに旅先で知り合った同じ女房に先立たれたビートたけしが演じる男と語り合ったり、草薙剛演じる駅弁販売員との出会いであったり一期一会の出会いが通り過ぎ、想い出や人生を紡いで行くそんな気がしました。
で、なぜかその後の記憶が途絶えてしまい散骨が終わり港へ引き上げてきた大滝秀治さんの「 久しぶりにきれいな海ば見た」のセリフの記憶がないのです。
またDVDを借りて眠った後の続きを見たいと思います。
健さんとは対象に、大原麗子さんの壮絶な一生をテレビで観ました。
共に共通している事は男優、女優としての仮面を一生涯かぶって生きなければならない宿命といいますか、俳優として生きる覚悟・・・
一生涯死ぬまで俳優高倉健、大原麗子を演じなければならない苦悩。
高倉健が牛丼食べている姿や大原麗子がコンビニでカップラーメン買っている姿は見せられないのです。
ただ、健さんは歳と共に役柄を変え、年相応の役を演じましたが、大原は老いて行く姿を見せたくなかった所に違いがあります。
俳優(彼女は女優と言う言葉を嫌ったそうです)である前に一人の女でいたかったのですが女優を選び、最愛の夫である渡瀬恒彦と別れました。
隠していた病魔との戦いの中で華やかな世界と俳優の仮面を外した時の孤独感に心が痛みました。
本当はひとりの可愛い女でいたかったのだと思います。
話は戻りますが、健さんの女房役の童謡歌手を演じる田中裕子(実際には沢田研二の妻)が刑務所内で歌う宮沢賢治さんの星めぐりの歌がすごく印象に残りました。
何とも言えない短いメロディーの中に哀愁が漂い、深い時空を感じさせる歌です。
なぜか、この歌を聴けば癒されます。
2013-08-19 04:25
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コメント(2)
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夫婦 残された夫 回想シーン
真面目な公務員の人生。
どんな 生い立ちの奥さんだったんだろう
夫婦という 男と女。
旅先での 人との出会い
草薙剛 演じる 実演販売主任の仕事と夫婦問題~
面白い映画でした。
少し 幸せの黄色いハンカチーフを 思い出していました。映画同好会(名前検討中
by 村石太マン&検索レディ&企画ものの女 (2013-08-20 15:32)
コメントありがとうございます。
本当にそうですね。
人生にとって何が大切なのかという事を考えさせられる映画です。
それにしても高倉健の80を過ぎてもあの渋い背中は多くの人を勇気づけてくれます。
私は田中裕子演じる童謡歌手の歌っていた歌が気になりました。
なぜか、歌詞の意味が良くわからなくとも哀愁漂うメロディーは懐かしく思い涙が出ます。
by kochan (2013-08-22 05:56)