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呆れる内閣不信任案 [日本の政治、世界の政治]

 私がまだ若い頃、政治の世界は大人のドロドロした世界だと無関心でいました。
今自分の年齢に近い年齢の人間が日本の国を動かし、そして今私は地方議会の一員として活動している事が信じられないような不思議な思いです。
市民の付託を受けた責任と、今人生でもっとも充実させなければならない年齢になったとあせりすら感じます。
政治に興味のなかった私がふとしたきっかけで足を踏み入れ、物事が決められていく過程を知れば今まで新聞を読んでも分からなかった(興味がなかった)ことも少し理解できるようになりました。
直接選挙で選ばれることが一見民主主義であるようですが実はそうではない気もしています。
市民派という言葉も胡散臭く感じています。

 そんな中で今回の大儀のない政局を睨んだ内閣不信任案にはただただ呆れるばかりです。
大震災により一刻の猶予もなく超党派で被災者の救済や復興に超党派で望まなければならない時期にこの体たらく、まったく嫌になります。
どちらに転んでも被災者や国民のにとってマイナスです。
過去に内閣不信任案は戦後52回出され、うち4回が可決でいずれも総選挙が行われています。
自民・公明・たちあがれ日本の1日出された菅内閣に出された決議案は『国難のときにあって明確な指針が示せないまま迷走を続け、わが国の復興と再生に対して大きな障害となっている・・・』

 本来であれば過半数を占める与党が結束すれば否決されるものが今回は小沢派の逆襲もあり過半数に迫る勢いだと言われています。
当の小沢氏は自らの資金管理団体の3人の秘書の公判がこの秋に控えて最後の自身の存在感を示す逆襲です。
だいたい党利党略の異なる寄り合い政党が政権を握ることは砂の上の城のようなものだったのです。
それに谷垣自民総裁も共産党志位委員長が菅政権後の政権構想についてどのような考えがあるのかの質問に対し「確たる展望を持っているわけではない」なんじゃそれ?って感じです。
とにかくイラ菅を刺激して「バカヤロー」解散をさせて総選挙で圧勝をもくろんでいるに違いありません。
一方、小沢氏も政治的影響力を残すラストチャンスと干された恨みとしか思えません。

 本日3時過ぎには結果がわかるそうですが、衆議院が過半数で可決されれば衆議院の解散、もしくは内閣総辞職のいずれかを、10日以内に実施しなければならない2者択一で過去の事例はすべて総選挙(40日以内)を行っています。
果たして被災地で選挙ができるのか?
多額の選挙費用を使うくらいなら復興支援に使っていただきたい。
自民の落選した古株がてぐすねひいて解散をまっている姿が目に浮かびます。
仮に否決されたとしても民主の大分裂は必至で、ますます不安定な政権運営になるでしょう。
ええかげんにせい!と言いたい。
どちらに転んでも日本国民にとって不幸な事。
政治は安定です。
談合・利権時代の安定した政治の方がましなようにさえ思えてくるのは悲しい限りです。
なぜ、政治家は国民に目を向けないのか!
ええかげんに目を覚ましてほしいと思います。
小沢さんどこまで壊し屋やねん。
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