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脳みそバーン [亀岡市議会]

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3月定例会質問の通告書が書けました。
提出期限は3月1日です。
亀岡市議会では質問内容は事前に通告することになっています。
細かい内容までは書く必要がありませんが質問施策区分には市長の政治姿勢についてとか書きます。
質問項目には第4次総合計画についてとか書きます。
そしてその横の質問要旨には具体的な内容を書くのです。
そして一括質問か一問一答方式かを選びます。
好みの問題ですが私はわかり易いので一問一答が好きです。
ただ、しっかりと勉強して聞かなければ恥をかくこともあります。
なんじゃ~これじゃ学芸会の劇見ているみたいと思われる方もいるかもしれませんが、その場で質問してもデーターが出せない場合がありますので事前に知らせるほうがよい場合もあります。
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4年前と変わったのが質問用紙がフロッピーディスクだったのがプチッとさすUSBメモリーに変わりました。
それに質問時間が会派に属さない議員は10分程度だったと思いますが20分になっていました。
これなら落ち着いて質問できます。
少しずつですが議会改革も進んでいます。
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市民の付託を受けた代表者として理論武装しなければなりません。
さび付いた脳みそを動かすのが大変です。
行政用語も覚えなくてはなりません。
例えば「臨時財政対策債」なんて聞きなれない用語とか出てきますが、これは地方債で地方交付税の財源が不足した場合交付額を減らして穴埋めに地方債が発行できる代替財源で将来負担しなくてもよい借入金、借金の善玉菌のようなものです。

しかし、子ども手当ての所得制限を求めないばら撒き政策は全額国費負担ではなく地方の負担も相当なもので扶助費が平成22年度は前年度に比べて10億円も増加しています。
義務的経費の中でも人件費、公債費は抑制されていますがこの扶助費(生活保護、自立支援、保育費等)は平成13年度約30億だったのが22年現在では約60億の倍に膨れ上がっているのです。
今後の見通しも増える一方なので義務的経費の増大は自由に使えるお金が少なくなり硬直した市政運営になるのです。
財政の硬直化を示す経常収支比率(毎年入る、使い道の自由なお金(経常一般財源)のうち毎年支出しなければならないお金(経常的支出)の率が91.2%でつまり残り8.8%でしか自由に使えるお金がないと言うことです。
こうした傾向は亀岡市のみならず他の地方都市も同様です。

また、実質公債費比率という公営企業等の償還等も含めた地方債の返還及びこれに準じる額の大きさを指標化したいわば企業で言えば連結決算を表す数値は15.6%で数値が低いほうが健全でこの数字が18%を超えれば地方債の発行に知事の許可を要する「許可団体」に、25%を超えると「早期健全化団体」そして35%を超えれば夕張市のように「財政再建団体」(国の管理下)になるのです。
ちなみに全国の市町村の単純平均は13.1%です。
私は将来に負担を残す子ども手当てには反対で、地方にその財源を移譲して、自宅で介護して働けない人たちや本当に困っている人たちに有効に使ってほしいと思うのです。
たとえ国であろうと市民であろうと無茶者に対しては毅然とした態度で望んでもらいたいと思います。
こんな事を考えるようになったのも議員でなければええやないかと無責任になっていたかも知れません。
結構、中身を知れば知るほどしんどくなってきますが、この道を選んだ以上しっかりと市民福祉の向上につながる仕事をしたいと思います。

財政用語解説→http://www.city.matsue.shimane.jp/jumin/gyouzaisei/zaisei/yougo/yougo.htm
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盗人・メドベージェフ

「子ども手当て」の地方負担分は、拒否して頂きたい。
by 盗人・メドベージェフ (2011-02-28 07:26) 

kochan

神奈川県の松沢知事もいち早く拒否しましたね。

その負担分で独自支援として①放課後児童クラブや施設整備の充実②私学の学費補助の増額③ワクチン接種など保険医療サービスの充実をあげています。

政府にお金があるのなら別ですがただでさえ国債および借入金残高が900兆を超えているのにまだ借金を増やすのかと言う不安が先立ちます。
ロシアの北方領土の兵力強化も気になります。

日本の借金時計→http://www.geocities.jp/mkqdj167/japan.htm
by kochan (2011-02-28 07:40) 

亀岡市民2号

子ども手当、本当に「ばらまき」なんでしょうか。

もちろん、財源のきちんとした裏付けがないままの見切り発車には賛成しかねます。が、むしろ国も地方も、高齢者向けに社会保障が偏重しすぎていることのほうがよほど大問題だと思います。

だって、国の社会保障関係予算の7割近くが高齢者向け、子供と子育て世帯向けの予算なんて4%もないんですよね。先進諸国の中でも子育て支援は(現金給付も現物給付も含めて)最低水準、私はむしろもっと増やすべきと思いますがどうでしょう(もちろん大胆な予算の組み替えを国も地方も考えるべきでしょう)

所得制限だって「弱い人の味方」のようで聞こえはいいですが、しっかり「理論」武装して考えないと、それほど単純な問題ではないと思うのですが。。。

子ども手当、もちろん国の都合で地方負担が増えるのはどうかと思いますし、そういう批判があることはもちろん大事なことですが、逆に地方で自由に上乗せさせろ、という意見がないのもなんだかな~と思いますねぇ。

私も今のやり方がベストだとは思っていません。

が、子ども手当に対する「ばらまき」批判が、かつての「無駄な」公共事業の復活と裏表のような気がしてなりません。姥捨て山に年寄りを捨ててこいなんてことはありえませんが、子供が減ってしまえば困るのは高齢者だと思うんですけどね。

なんで若い人がもっと怒らないのか、不思議です。若い人の給料より年金のほうが高いなんてざらですよね、いくらなんでも、と私は思うのですが。。。

そうそう、保育料も高すぎます。保育料の所得区分も、なんで所得税の累進度よりもはるかに高いのかも謎です。無料から月10万円近くまで開きがあるのはいいくらなんでも、と思うんですが。同じサービスを受けるのに、こんなに差があるのってどうなんでしょう。
by 亀岡市民2号 (2011-02-28 14:39) 

kochan

亀岡市民2号さん
確かにご指摘の通り、高齢者の福祉、しょうがい者福祉、生活保護関連を中心に予算配分がされていて子育て支援はまだまだ先進諸国に比べて立ち遅れているのも事実かと思います。

児童手当てとこども手当ては二層式でややこしく、児童手当分は地方負担が従来通りで子ども手当て分は国が負担しているようでかなりややこしい事務手続きを要するみたいです。
実質的な市の負担額はパイが大きくなっても変わらないようです。

昔は歳が行けば自宅で看病し自然に食事が食べられなくなり衰弱して自然死しましたが、現在は医療が点滴等で延命治療ができるようになり、飛躍的に保険での医療負担が増えたように思います。
ここ10年以上扶助費はあがりっぱなしです。

与野党がしょうもないスキャンダルや選挙を有利に戦うための誹謗中傷合戦に国民もうんざりしています。
もっと税金配分をいかに有効に使うか、税源をどう確保するのか、これからの社会保障、国防、日本の産業伝統文化を守る・・・やるべき課題は山積しています。

せめて国政の議員は顔出しではなく国民が議員が何を発言してどう変えてくれたかで判断する時代になってほしいと思います。
もちろん地方議員も含めてですが。

市民が無関心やあきらめずに一緒に勉強して議論して声をあげなければ同じことの繰り返しで職員、議員の人員減や給料、報酬削減の消極的な議論しか生まれてこないと思います。
財政が厳しく建物を抑制して借金を押さえれば市民の暮らしは果たして良くなったのか?とも良く似ています。

混乱すれば何か仮想敵国を作って国をまとめるための手法に惑わされず、しっかりと議論して公平な住民サービスが行われえるよう市民と共に監視し提言できるように頑張りたいと思います。
by kochan (2011-03-01 07:24) 

亀岡市民2号

そもそも児童手当も子ども手当も、給付額は諸外国と比較しても少なすぎ、さらに、児童手当時代から目的が混在(1,防貧的所得保障、2,子供の心身ともに健康な成長、3,次代の労働力確保のための子供の資質向上)していて政策効果が不明、さらに財源は複雑、そして現物給付や税制との関係が不明確、ともう問題山積なんですよね~。

所得制限も一見もっともらしいですが、当然そこにはメリットもデメリットもあるはずで、そもそもの目的を明確にしないと議論のしようの無いはずやと思います。

だから、単純に「ばらまき」なんて批判じゃなくって、しっかりみんなで考えていきたいもんです。

ちなみに私はもっと税金高くてもいいから、そのかわり誇れる故郷であってほしいと思います。この前発売になった、亀岡や南丹の昔の写真集、あれに対比で載ってる今の写真見て「昔のほうが豊かやった・・・」と感じた人は少なくないでしょうねえ。。。
by 亀岡市民2号 (2011-03-01 22:04) 

kochan

写真集は私も見ましたが、私は昭和の時代が好きです。
あのエネルギッシュな多感な小学4年生のときに万国博の太陽の塔や月の石を見た衝撃を超えるものはいまだにないのです。
学校にクーラーなんてほしいなど思った事もないし40人以上のクラスで窮屈に感じた事もありません。
先生も親も怖い存在で威厳がありました。
理屈より現実を見ました。
メールではなくラブレターも書いたりして今から思えば不便かもしれませんが面白い時代でした。
7人の大家族で学校で喧嘩もよくしました。
頑固親父もいましたしいじめっこはすぐにわかりました。

何かすべて地下にもぐってしまったようで今の時代は顔が見えないので不気味です。
きれい事にだまされ続けるのは今も昔も変わりませんが・・・。

昔が豊かだったのはモノではなく心だったと思います。
ただ、私は手当てや所得が増えても子どもを生み育てると言うよりも自分の時間を大切にしたいという考えの人が今は多いように思います。
これも時代の流れなんでしょうかね。

税金が上がっても安心して暮らせる社会福祉であれば私も賛成ですが、働くより保護を受けたほうが得があるような制度は一定見直しも必要かと思います。
大阪市では18人に一人が生活保護とは驚きです。
これじゃ財政破綻するはずです。
by kochan (2011-03-02 00:08) 

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