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第4次亀岡市総合計画(定住人口) [亀岡市議会]

 時々議員の勘を取り戻すため過去の質問の議事録を読み返すことがありますが、質問時間が無会派当時短かったため(10分)今冷静になって読み返してみると結構いい所に気がついて触っていながら準備不足と次の質問に追われて最後まで突っ込みきれていないはがゆさがあります。
質問に対して明確な答えがないのに次の質問に移るなど百戦錬磨の理事者にしてみれば赤子の手をひねるようなものだったのかもしれません。
ただすぐに実名を出してしまう怖さはあったかもしれませんが(笑)
読み返して見れば削除されていたり、生放送で言えばピーの部分が多いのです。
議事録削除や不穏当発言、議長の呼び出しは一番であったと思います。
今から思えば削除を突っぱねてもよい発言もあったような気がします。
次回チャンスが与えられればもっと項目を絞って徹底的に調べ尽くして自分の頭の中で落しどころを考えながら提案したり、正してゆかねばと思います。

人口フレームの見直しについては過去2回質問しています。
平成18年月定例会での一問一答の答弁は次の通り

井上耕作議員 計画人口の見直しについて質問いたします。
第3次総合計画の策定による人口目標につきましては、以前より多くの議員より質問のあったところではございますが、この計画は2001年度を起点として、実施計画、基本計画、基本構想を経て、2015年度に人口を12万5000人とし、そして将来人口を16万人とするすばらしいものでございます。
実施計画は3年間のローリング方式で毎年見直すことができるとされておりますが、私にはあと9年間で人口を3万人増やすなど、合併でもしない限り無理があるように思えて仕方ありません。
昨年12月定例会で、私の質問に対し、市長は山陰線の複線電化をはじめとする都市基盤整備、産業の活性化、子育て支援などの施策の充実、こういったことにより人口の流入が見込めるとご答弁されました。
 しかし、そんな簡単に人口が増えるものではございません。目標は大きいことに越したことはないのですが、あまりに現実離れした計画は見直すべきと考えますが、市長のご答弁をお願いいたします。

市長 人口は、確かに今現在は横ばい状態であります。十分に認識をしております。今ご指摘が御座いましたようなこともございまして、将来的にはまだ伸びていくであろうと思っているところでございます。
 それから、インフラ整備もしておりますし、亀岡駅の改築もやっております。いろんな住みよいまちにしてゆく中で、将来的にはのびていくと思っておりますので、今直ちに修正をするということは考えておりません。

 なんぼでも突っ込めたのに時間がないのでちょこっと締めくくって次の質問に移っているんですね。
市民の代表者としてふがいないと思います。
過去の質問を読み返しても質問の答えになっていなかったり答えがなかったりイライラする質問があります。
なんでここを突っ込まないのかってね、おそらく傍聴席でも同じような思いやったやろうなと思います。
行政とは基本的に負けを認めない所です。
感情論では話しにならず具体的な根拠や現場の声を拾い集めてあらゆる角度から質問しなければよい質問といえないのです。
認める→責任の発生、ゆえに根拠に基づいてもっともらしい理由を考えるプロ集団なのです。
民主の掲げる政治主導なんて土台無理があり、一番望ましい事は考えの近い官僚を操る、しかし現実には操っているようで操られている。
夫婦間と同じで亭主関白で一見嫁を操っているようで実は手のひらで泳がされてるだけなのです。

あれから4年でようやく修正されました。
何も分からず4年間毎回質問よくやったなーと言う思いもあります。
この8年間で成功と挫折、質問する側とされる側の二つを経験した事は大きな意味がありました。

人口目標は前期基本計画よりようやく
定住人口   10万人
にぎわい人口   600万人以上
に修正されました。
亀岡市第4次総合計画詳細はこちら↓↓↓(ただ今パブリックコメント募集中)
http://www.city.kameoka.kyoto.jp/contents_detail.php?co=kak&frmId=9059
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コメント 4

King

古い記事への投稿ですいません!

必要な投資・・・のコメントをしながらでいろいろ気になりました。
先日、Web市議会をみてましたら、市長の答弁で423号+縦貫の全線開通による経済効果を数値化されていましたが・・・、
そのシュミレーションされた根拠がわかりません。
井上さんが、商工費の件でつつかれてたように、これらも数値の根拠がいるはずなのです。
この10万フレームにも根拠とまではいわず、検証した上での数値か・・・と気になったのです。

10万人フレームについて、自分なりのデータ検証してみましたが、なんだか思った以上に厳しいのです。
まずは、市のHPに統計データがあったので、行政区別人口データの推移をExcelにExport。
更に7つの地域に分けたのです。

3地域(川東、南部、中部)は市街化調整区域がほとんどでミニ開発も認められないところです。
H23、H22の1年間の減少ペースでいきますと、10年後に単純計算で-3,300人です。

では、3つの区画整理事業でまかなえるのか?
①大井町南部の区画整理
約28㌶が第一種低層住居専用で計画人口1,100人http://www.senmonshi.com/archive/02/02718KS901U79O.asp

②駅北の区画整理(想定数)
約15㌶。
A:50%の7.5㌶が低層住宅し、①の1㌶40人と算出すると、300人。
B:残り50%を中高層とし、②Aの5倍の人口としても、1,500人
http://www.senmonshi.com/archive/02/027FKJw02H2U2A.asp

③篠の区画整理(想定数)
8㌶。200戸(=500人規模?)
http://www.senmonshi.com/archive/02/02864Kd42H2U2A.asp

①、②AB、③を足して、3,400人。

期待されているところも、実はやっとこさ横ばい維持するため。
小規模世帯が増えているわけで、世帯数が区画整理により増えたところで人口は追いつきません。
そうこうしてるうちに元々の市街地でも人口減少が発生してきますから。

目標値をイメージするためにも、もう少しエリア別に人口フレームにまで落とすべきではないのか・・・と思ったのです。

エリア単位での人口フレームにまで落とすと、都市ガスや上下水道などのインフラにしろ、バス路線整備にしろ、道路拡幅にしろ、どういった規模のものが必要なのか、後に過剰投資にならないなのかなど、見極めできると思うのです。ふたをあけたらチグハグな投資で、そのランニングコストに追われる事がないのか心配になります。

他の京都市や南部地域と比較し、面積も広く、エリア特性も異なる地域があり、DID(人口集中地区)比率がが低いのが亀岡です。
もう数値について細分化し、どこに何が必要なのか落とし込む必要があるのかなと思う限りです。
by King (2011-09-26 04:57) 

kochan

正直私もkingさん同様、人口10万人には合併でもしない限り無理だと思います。
人口分布を考えても自然減をインフラ整備でまかなえるとは考えにくいのです。
現状維持ができれば私の中ではよく頑張ったと言う評価。
おまけに企業誘致どころか大手の企業が円高により統廃合がなされ亀岡で大量雇用している日本写真印刷が前年度は過去最高益でしたが今期は270億の下方修正の大赤字で株価は暴落しました。
新規雇用で亀岡市から奨励金を受けながら一転人員削減、非正規雇用のカットhttp://blog.esuteru.com/archives/4899562.html
これじゃ人口増どころか減少の一途です。
私は単に人口を増やして歳入増を目論むより、むしろ人口減をシュミレーションして無駄を省いた歳出削減をし、人口が減っても安心して暮らせる街づくりを考えるのも必要かと思っています。

by kochan (2011-09-26 05:30) 

king

私は後ろ向きな考えではなく、そうならばその仮説を立てて欲しいのです。
現状維持でもDIDに人が集中するだけで、既存インフラの効率はあがり支出面でのメリット。
もちろん、商売繁盛が利便性に繋がり、人が増えるというわけですから現状維持でも良い場合もあれば、仮に、各地区1.07倍の増加でも10万人。それはそれで非効率なのでWelcomeとは言いがたいですね。
亀岡地区で+5,000人、東部で+5,000人だとか具体値を出した方が何か議論するときの値になってよいと思うのです。

また、山間部、農村部を放置しろというわけでなく、何が本当に必要なのかを理解するべきなのです。例えば、バスがなくて病院にいけない・・・。という声があれば、本当の問題はバスでなく、病院にいけないことを間違ってはいけないのです。通院に使うバスを無理に走らせるより、通院などのタクシー代を補填するなど、利用者にとってどちらが良いのか、望ましい投資にかえるべきなのです。

私らが中学生くらいだった頃か、公立高校増校(亀岡の第3高校?)を訴える意見がありましたが、問題は学校数でなく、定員超過でしたよね? 僅か20年ほどで、誰もそんな事をいいません。既に山城学区では高校の統廃合が盛んに行われました。

きっちりと必要なものが何か、NeedsとWantsの違いを理解せねばなりませんね。
by king (2011-09-27 02:26) 

kochan

なるほど、具体的な根拠が必要ですね。
単にインフラ整備や複線電化では人口は増えません。
市や商工会、亀岡経済同友会は423号線の交通アクセスに期待しているようです。
ちなみに駅北は3日にガレリアかめおかで開かれた「亀岡駅北地区土地区画整理組合設立準備委員会」舌かみそうですね(笑)の中で、14,7haの土地利用案を公表しましたがほとんど宅地や施設の誘致みたいですね。
21年度に市は駅北を、民間業者やコンサルが保留地の取得を条件に組合から事務施行を委託する業務代行方式で組合施行で市は技術援助を行う立場のようです。
将来人口を5000人増と見込んでいるようです。

私は人口増=前向き、人口減少=後ろ向きだとは思っていません。
むしろ住み心地、住みやすさ重視です。
安価で便利で住み心地が向上すれば他府県からの人口が増えるか市内での人口移動があるでしょう。
南つつじヶ丘は若い世代には良いのですが高齢になれば不便な所です。
なにせ車に乗れなくなったらおしましです。
そうなりゃ一軒家にこだわらず病院、買い物に便利な場所がいいですね。

この仕事を初めて効率採算性を考えれば都市部の利便性の向上させることですが、住民福祉向上の観点から言えば不採算赤字覚悟で行政サービス(上下水やバス)を充実させる必要があります。
しかし、サイフの中身を知れば知るほど軽はずみな事はできないのです。

例えば子供は親はお金を出して当たり前と言う感覚から親から相続して中身を知れば金がないやんけという不安な気持ちになるような感じです。
知らない方が幸せだったのかも知れませんが、知った以上は責任ある発言や行動をせねばなりません。
市民と共に本音を語りよりよい選択を考えるべき時代になったと思います。
誰が責任を取るのか?
過去の経験則から言えば国民・市民なのです。
そう言う意味では市民も人任せではなく政治や市政に関心を持つべきだと思いますし、しっかりと議員は市政をチェックし、市民も議員をチェックしなければなりません。
議員をチェックするというより一緒になって考え行動できる世の中にしなければ何も変わらないと思うのです。
そのためにはさらなる情報公開に努めたいと思っています。

亀岡は情報公開が進んでいる方だと思いますが、亀岡に限らず民間に比べて公務員は責任の取れる体制とは言い難いと思います。

by kochan (2011-09-27 23:40) 

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