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京都府知事選の行方 [日本の政治、世界の政治]

 早いもので来春京都府知事選が行われます。
山田啓二知事は元自治省(現総務省)出身で東大卒のキャリアを野中元自民幹事長が軸となり、与野党相乗りで2002年の4月に初当選しました。
当時48歳の知事は現在の私と同い年、今でこそ若い知事や市長は珍しくありませんでしたが当時は若手の知事として期待されていました。
おだやかな風貌とは別に鳥インフルエンザや災害時での危機管理ではリーダーシップ発揮し、陣頭指揮にあたられた事は記憶に新しいと思います。
今回3期目の挑戦となることが予想されています(まだ正式な表明はありませんが)
ところが、民主が衆議院選で大躍進し、政治構造は大きく変革しました。
自民党推薦が大きなブランド力でしたが、総裁候補も決まらないありさまで国民もほとんど興味なし。
怖いものでメディアの露出も極端に減り、すっかり野党のイメージが定着してきました。
そこで問題は政権交代を掲げる民主党は原則相乗り禁止、本来ならば独自候補を立てるべきですが今までは独自候補で勝てる見込みが少なかったのが民主が風に乗ったと言うより自民の失政と内部崩壊により府内6選挙区で5議席確保、総選挙の前哨戦の千葉市長、静岡知事、奈良市長に連戦連勝、民主前原氏(右より反小沢グループ)は知事とも親しく「個人的には山田さんを推したい」とテレビインタビューで発言しています。

 しかし、選挙を取り仕切るのは幹事長の小沢氏なので勝てるチャンスありと思えば独自候補を立てる可能性も十分あるのです。
民主単独で山田知事を推薦できれば問題ないのですが、自民と手を切る事は過去の経緯からみて考えにくいし、民主が仮に独自候補を立てても大きな失政がないので山田知事に勝てる候補者の選出も難しいと思います(もちろん共産党は独自候補を立てますが)
いちばん良い方法は山田知事がどこの政党からも推薦を受けない形が望ましいのかもしれません。
それと同時に府議の補欠選挙が行われる予定です(任期は1年ほどしかありませんが)
補欠選挙には独自候補を立てると思いますが注目しています。

 京都4区は小泉改革の郵政民営化選挙で自民がねじれてしまい、小泉氏VS野中氏の代理戦争といわれていましたが結果2人とも落選の憂き目にあいました。
1人に絞られていたらほぼ確実に当選していたと思います。
もしもと言う後出しじゃんけん論議は好きではありませんが中川氏が比例単独で名簿上位であれば二人とも当選していた可能性もあります。
ただ中川氏の性格からして小選挙区で勝たねば意味がないという男の意地があったのかもしれません。

 近くで見たことがある代議士がテレビに映らなくなるのはちょっと寂しいですね。
芸能人を見たようにワクワクし、国政が身近に感じた事だけは事実です。
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