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ブログ市長再選の波紋 [日本の政治、世界の政治]

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私もブログで面白い市長として取り上げたことがありますが、今やブログ市長というだけで鹿児島県阿久根市の竹原市長の名前が出るほどの有名人になりました。
全国に阿久根市の名前を知らしめたと言う点においては功労者ではないかと思います。
阿久根市http://www.city.akune.kagoshima.jp/は人口約24000人のこじんまりとした市ですが、市長不信任による出直し選挙で前回を上回る投票率は82.59%は前回を7.09%を上回る市長選としては驚異的な投票率で市民の関心の高さを如実に表しています。
ちなみに私の住む亀岡市http://www.city.kameoka.kyoto.jp/の2007年市長選の投票率は39.25%でした。
さすがブログ市長だけあって阿久根市のホームページは見やすいです。
市議時代に亀岡市のホームページはごちゃごちゃしすぎと議会で質問したことがあり、それ以降ずいぶんと見やすく改良されましたが、私が例に出して述べたのは先進地行政視察で行った東京都三鷹市http://www.city.mitaka.tokyo.jp/ここなんかかなりすっきりしていますし一見普通のおばちゃんに見える女性市長ですがかなりやり手で日経の「行政サービス調査」において4年連続5度目の日本一に選ばれた実績は立派と言うほかありません。
市民感覚を行政にタイムリーに反映させる鏡のような市長で市民が支える自慢の市長なのです。
是非亀岡市も参考にしていただきたいと思います。

 話しを元に戻しますがご存じない方のためにそもそもなぜ阿久根市竹原市長が2度にわたって不信任を議会に突きつけられたかと言いますと、仕事内容に見合わず、市民に比べて給料が高すぎると市のホームページで消防を除く全職員約270人の給与全額を1円に渡るまで公開し年収700万以上の職員が54%もいて人件費が適正なのか!とした主張が職員の大反発をくらいました。
一昔前には公務員は安月給とばかり思われていたのが実は大企業並みの給与で市民はびっくり仰天、どこの市町村も手当てを含まない給与を公開はしていますが、手当てを含めた全額をしかも全職員をホームページで公開(もちろん名前は非公表)なんて前代未聞です。
つまり、パンドラの箱を開けてしまったのです。
おまけに議員の不人気投票で全議員の実名を挙げて「ネット投票」http://www.j-cast.com/2009/01/14033626.htmlを呼びかけ解散当時の栄えある第1位はなんと京田道弘議長で2月下旬時点で3500票のトップだったとか。
こりゃ職員も議員もたまったもんじゃありません。
これに対して議員は「選挙で当選した議員を侮辱している、議会制民主主義を無視している」と大反発、議会も2月6日の臨時議会で不信任決議案を全会一致(定数16、欠員1)で可決、職員も大喝采だったのですが、その出直し選挙で元国土交通省職員の田中氏を破り前竹原市長が僅差で再選したのです。
開票結果は
  8849 竹原 信一
   7887  田中 勇一
ちなみにある職員は大変な事になったと肩を落として「市民は具体的な弊害がでてからでないと、選択の誤りに気付かないだろう」と述べているとか・・・
この竹原市長の経歴を見ていますと防衛大学卒業の元自衛官、その後阿久根市市議を経て市長2期目です。
なるほどこの勇気ある行動(職員・議員から見れば無謀?)は元自衛官で鍛えられた精神力から来ているのか?

 燃える亀岡市民の立場としては今までのタブーを打ち破った市民の知りたい真実を伝えるユニークな市長に歓迎はするものの議員、職員の多くを敵に回してまともな市政運営ができるのかどうか心配しています。
燃える市民としては「深いい~」なのですが議員の立場としてなら「う~ん」かもしれません。
うまくバランスをとりながら対話と圧力で市民を味方につけて市民が望む改革をしていただければと思っています。
阿久根市竹原市長の動きに注目しています。
これから息子を高校に送りにいってきます。
あわてて書いたので誤字脱字があるかもしれませんが・・・。
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