肝試し（男の修行）

（前回までのあらすじ３月８日記事）
　私が嫌いな市内にお互いが一切口を利かない某とんかつ店があるのですが、昨日も肝試しのつもりで行きました。
客は私以外にひとりだけいましたが食べ終えてテレビが小さく見にくかったのでWBCの試合を少し手前のテーブルで見ていますと、おそらく亭主に指図されたのか、「後ろのテーブルで見てもらえませんか」といわれて気分を害し、「帰るわ」と機嫌悪そうに言いますとカウンターの中から亭主がこ憎たらしく「バイバ～イ」と小さく手を振っています。（ええおっさんのすることですか、思わず笑いました）
たぶん、もう来なくていいよと言う意味なのでしょう。
以前の私なら「お前客をなめとんのんか」と言いましたが相手は包丁を持っているので・・・
あほに相手になれば同等の扱いになるので無視して帰りました。
自分の感情をコントロールできた冷静な自分に拍手です。（ミッション成功）
店内には車の本ばかりで（おそらく元ヤン）経営者が変われば客もがた減りです。
しかも、自分の嫁に店内で敬語を使わせ（何様？）ごっつう感じ悪いのです。
だれも注意するものがいないんでしょうね、かわいそうな人です。
普通ならもうこんな感じの悪い店二度と行くか！なのでしょうが、私はまた修行のために行きます。
店内に入り「注文させていただいてよろしいでしょうか」と・・・
親しい人にはニヤニヤ話し、気の合わな人にはありがとうございましたも言いません。（俺だけ？）
大体顔も見ないで客に「ありゃしたー」は失礼ですよ。
私は誰とでも親しくするセンスは持っているつもりですがこんな私でも人間好き嫌いはあります。
私の友人も家族も同様感じ悪い店主と言ってここの店には寄り付きません。
さーこのお店は一体どこにあるのでしょうか？
それは秘密です。
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（肝試しパート１とんかつ編）
でこの店に入って平常心でいられるのか昨日行ってきました。
以心伝心といいますかお互い感じ悪いと思っているのが通じるのか店に入ってもいらっしゃいとも言いません。
小声で「帰れ」と聞こえましたがこれくらいでひるんではいけません。
すり鉢でゴマをすっていますとテープりの上にたくさんこぼしました。
ロースお手頃を頼んでゆっくり食べてご飯と味噌汁のおかわりもしました。
お漬物もたくさんご飯にふりかけ余裕で反応を見ていました。
心拍数は全く変わりません。
平常心でいられました。
途中他の客が来ましたが語尾のはっきりしないいらっしゃいませを言っています。
勘定を済ませて黙って帰りましたがやはりお店も黙ったままです。
まずは平常心でいられましたので合格です。
店主は大嫌いですがとんかつには罪はないのです。
今度の肝試しは帰り際に大きな声で「ご馳走様でした」と言って反応を見てみることにします。

（へたれで上等じゃ）
（肝試しパート２ヤンキー編）
国道９号線をゆっくりと走っていますと後ろから来たトラックがクラクションを鳴らしました。
余計にゆっくりと走っていますと今度はパッシングです。
平常心でいられるか安全運転をしていました。
途中信号が赤で止まり不吉な予感がしたので鍵をしておきました。
隣でドアをカシャカシャする音がして窓を見ますとヤンキー風のサルみたいな顔をした男が出て来いと言っていました。
出て来いと言われれば出たくなくなります。
どうせ信号が変われば行くにきまってます、それまでの辛抱です。
ドアを蹴ったり窓を割られたら近くに警察があるので携帯で写真とって器物損壊で訴えるつもりでした。
先に殴られたらしめたものです、窓越しに眼の付け合いにらみ合いです。
まるで白浜サファリパークでジープに乗って野生のゴリラを見ているようでした。
結局ヤンキーは、信号が青に変わると「このへたれ」と捨て台詞を吐いて去って行きました。
やっぱり平常心でいられました。
全くドキドキしていません。
やっぱり怖がらなければいけないのでしょうか？
しまいに痛い目にあいそうな気がします。
あんまりエエ歳こいておかしな人にかかわらんようにします。