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ギリシャ問題と日本の借金と円高について [日本の政治、世界の政治]

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(井上耕作27歳の春)
ちょっと真面目にギリシャの財政問題と日本の借金と円高について考えてみたいと思います。
実はこのギリシャに憧れて新婚旅行にパルテノン神殿とエーゲ海を見に行きました。
このパルテノン神殿は歴史の教科書で見て行きたくなったのです。
そしてエーゲ海はジュディーオングの「魅せられて」の歌詞の中で「ウィンド・イズ・フロム・ジ・エージヤ~女は海~」の音楽とエアコン「エオリア」のCMで青いエーゲ海を見て新婚旅行はギリシャと決めていました。
実際に見るエーゲ海や白い建物は「なんじゃ、こんなもんか」と言う印象でした。
それに骨っぽい魚料理は口に合わず、やっぱり日本食がいいな~と感じていたことをつい昨日の事のように思い出します。
行ったことがある国は何でも身近に感じます。
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(嫁曰くこの頃はお腹のデッパリもなくGパンがよく似合っていました)
ギリシャ問題とは簡単に言えばギリシャが資金調達ができずにデフォルト(債務不履行)になりユーロが崩壊するのではと言う懸念があることは誰もが知っていることです。
もう少しこの国のことを調べてみますと国民の4人に人が公務員という公務員天国、しかも53歳からもらえる退職年金が現役当時の7割近くの支給となればまさにパラダイスです。
しかも、これといった産業はなく7割近くが観光産業に従事するという国。
おまけに脱税は当たり前(領収書をお願いしなくては書いてくれないのだとか)で消費税も3割程度しか納税されないというノー天気な国民性があります。
こんな国にお金を貸すのはこりごりですが、さりとて自国に飛び火するので簡単に破綻さすわけにもいかず、放漫体質を改めることを条件に資金調達で延命を図ろうとしています。

その条件とは公務員の大幅削減、給与・ボーナスのカット、さらに年金の大幅減額と支給年齢の引き上げ(67歳)を発表、国民のデモで大混乱→観光客の減少とまさに悪循環です。
今まで甘い汁吸いまくって今更ストなんて意味が分かりません。
j●LやT電もしかり、T電は今や保証問題や放射能対策で甘い汁体質から地獄の大借金なのにボーナス・年金をもらって(減額にはなりましたが)退職金はガッポリ、国に資金援助を求めるところは同じです。
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ギリシャにとどまらず、ユーロ圏には危険な国がわんさかあります。
豚のpigに例えてpigs(ポーランド・イタリア・ギリシャ・スペイン)この他にもやばい国としてアイルランドも・・・
とにかくギリシャはGDP(国内総生産)の160%に迫る勢いなのです。
GDPより借金が多く、しかも高金利、まさに負の連鎖です(まともに返せるわけないやろ)
とりあえず一時しのぎの資金調達で問題を先送りしていますが、予断を許さない状況には違いありません。
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ギリシャを日本は他山の石として笑っていられるのか、円高という事は日本は堅実な国家?
とんでもない、借金は世界一だって知っていましたか?
そうなんです日本は世界一の借金大国なのです。
小泉政権で経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006により一時的に債務は減少しましたが、2009年の政権交代により民主党政権が財政的裏付けが乏しい中で公約を実現しようとして、再度、債務残高比率は反転、上昇しました。
そこへ追い打ちをかけるように未曾有の大災害により復興支援の財源確保のためにさらなる借金が増える事は必至です。
しかし、この不景気なデフレ時期に増税論議は大反対、甘い汁を吸ってきた連中の責任と財産を吐き出させてからでなければ国民が納得できるはずがありません
なぜなら多くの日本国民はギリシャのようにノー天気ではなく、サラリーマンは自動的に税金を吸い取られ中小業者に対しては無為無策、今こそ成果主義を見直し、日本的経営の人を育てると言う原点に立ち返るべきだと思うのです。(公務員が優遇されているのは万国共通か?)
私は自給率低下につながるTPPには反対の立場です。
IMF(国際通貨基金)の5年後の予測では対GDP費で250%と試算されているのだとか。
ではなぜそれなのに円高なのか?

日本はその借金を世界にばらまくことなく国債のなんと9割以上日本が保有、つまり日本国がバンザイしても泣くのは世界ではなく国民なのです。
日本人が日本政府にお金を貸しているのです。
これって日本国民がやばいんじゃないの?
pigsなんてドイツやフランスをはじめ他国に7割以上他国より金を借りまくっているのだから国債が紙くずになるので簡単に破綻さすわけにはいかないんですね。
中心国のドイツやフランスが膨大な損害を被ればヨーロッパのみならず世界が経済危機になるって話。
牽引役の中国も成長にかげりが見えてきましたもんね。
オリンピックの後は不況になるというジンクスがあります。

日本は借金も多いけど貯金もあるので安心という理由から消去法で円が買われているだけです。
いずれ化けの皮が剥がれればこの国に世界が金を貸してくれるのでしょうか?
高齢化が進み、社会保障や扶助費の増大、政治が不安定なときに未曾有の大災害・・・
昨日円も85円台を付けて史上最高値を更新したそうですが、近い将来実体経済が悪化すれば一気に円安になるような気がしてなりません。

将来の不安を考えればきりがありませんが、今を心地よく生きることを心がけたいと思います。
もちろん、亀岡市の公平な税の監視役として市役所が今まで以上に民のおに立つになるように頑張ります。
これって共産党松野さんのマニュフェスト?(笑)

さー市長選もどんな結果になりますことやら・・・
結びにあたり安心・安全は当たり前ではなくコストがかかるのです。
世界を見て日本ほど恵まれた国はありません。
水はおいしいし、それなりの社会保障や保険制度は充実しているし、四季が楽しめ、何よりも言いたいことを言っても政府に連行されることはなく、家に住んでいても爆弾でいつ吹き飛ばされると言う心配もありません。
当たり前のように感じていることは実は当たり前ではないのです。
小さな幸せに喜び感謝する生活を心がけようではありませんか?

※毎度、最後まで長文お付き合いいただきましてありがとうございます。
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King

若い頃、スマートだったんですね・・・。ポーズが浜省っぽいですね…。

日本も借金大王といえど、国債で90%以上というのが、ギリシャやアメリカをはじめ諸外国との大きな違いでしょう。貯金する国民性だったからでしょうか・・・。ただ、将来が不安な若者世代に加え、高齢化は加速するから、時間の問題でしょうね。考え始めたらキリがありません。暗くなってしまうだけで、結論なし。消去法だけで選ばれている円高もいつまで続くのやら・・・。

若い世代にツケをまわす政策はいかがなものか・・・。世界中で暴動がおきる理由もわからなくありません。手段は間違っていると思いながら、我々庶民はどうすりゃいいのかと。

私も今、子供が高校や大学に行くときに・・・と学資保険(貯蓄専門の)を払ってるわけですが、子供がそれくらいになった頃にはえらいことになってる違うかな・・・と。安心がほしかったら、金(MoneyでなくGOLD)にしておいた方が安心ちゃうか・・・と。

考えたらきりがないですが、どんな世の中になろうが、必要とされる人間になっておくことが一番の安心や・・・と思い聞かせて、日々過ごしておるわけです。経済面だけでは、親の世代より貧しいという世代がしばらく続く事になるわけで、それだけを基準にしたって1回きりの人生です。井上さんの処女作(聞いたことなく、タイトルしか知りませんが)をヒントにしたいと思います。
by King (2011-10-23 21:24) 

kochan

ピンポ~ン実は中学時代に卓球部に入っていました。
それとちゃうんや、そうです浜田省吾に憧れていました。
私が浜省の「風を感じて」をラジオで聴いて会社をやめる決心をしたのは有名な話です。
昨日、市長の応援演説で市長の功績として2期8年間で103億市債を減らし、実に市民1人あたり約11万円、将来の子どもたちのつけを軽減させたと共に都市基盤整備やインフラ整備を進めた功績は大きいと述べますと場内から駅前の市有地の売却とかして市債を圧縮したのかと責められました。
おそらく建設関係者の方で市債削減の影に普通建設費の削減で建設業界が干上がっている実情を知っているのかという激励のメッセージと受け取りました。
実際普通建設費は年々低下して扶助費が増大しています。

私のデビュー作「俺の人生これでいいのか」はこれで聴けます。
ご意見ご感想をお待ちいたしております。↓↓↓
http://www.youtube.com/watch?v=li7Vm0NKVIA&feature=player_embedded

by kochan (2011-10-24 00:12) 

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