高嶺（高値）の花

実は金もないのにええベースギターがほしくなってきました。
ほしいほしい病です。
高校時代からロックをすれば女にモテるという幻想からギターは弦が6本あるけどベースギターなら4本で簡単そうという不純な動機で始めました。
私が音楽を始めた原点がここにあります。
手始めにダウンタウンブギウギバンドの「港のヨーコ横浜横須賀」これなら弾けそうと始めたのですが、ディスコでファンキーな演奏を聴いて衝撃を受けました。
何じゃこりゃ？
ベースギターを打楽器のようにバシバシ打ち付けてカッコいい～こりゃベースが縁の下の力持ちから花形楽器になるぞと感じました。
その演奏がこれです。

私が若い頃、ソウルトレインと言うディスコダンスの番組がありましたが、ブラザーズジョンソンのルイスが痺れます。
特に後半のソロ部分の弦を打ちつけるスラップ（チョッパー）奏法は圧巻。
サウンドのみならず、この弾く動きがカッコいい~。
このファンキーな彼のベースギターを調べて見ますと、ミュージックマンと言うアメリカのメーカー（フェンダー社からの枝分かれ）で現在円高で安くなっていると言うものの軽く20万を超えるのです。

スラップ奏法も生みの親はラリー・グラハムと言われています。
弦を打ち付けてミュート（音をカット）このリズム感は黒人独特の天性のものでそれらしい真似はできてもとても真似できません。

（私が真似しても太っていた頃のパパイヤ鈴木みたいなこんな感じになります）

何でいまさらといいますと、若い頃バイクに憧れた高校生がいつかハーレに乗りたいという感じに似ているのかもしれません。
私は3台のベースギターを持っていましたが全て1万円程度の安物。
そのうちの一つは資源ごみ回収の車から貰ったものです。
自宅で練習用には十分ですが、大音量になれば歴然と音に差が出ます。
しかもあのスラップ奏法のビンビン飛び跳ねるような音は安いベースギターでは出せないのです。
金利手数料なしの分割払いで買おうかどうか迷っています。