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環境厚生常任委員会視察(第2日目) [亀岡市議会]

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 20日朝、岡谷駅を出発し次の視察地の佐久市へと向かいました。
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 あずさ8号に乗り小淵沢駅で乗り換えです。あずさと言えば狩人のあずさ2号と言う歌を思い出しました。もうあずさ二号はダイヤ改正により走っていないと思いますが。
8時ちょうどのあずさ2号で~♪新宿から信州目指して恋人が旅立つ歌詞なのですがこんな景色だったのかと考えながら流れる車窓の景色を眺めていました。
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 小淵沢駅からJR小梅線に乗り換えました。こんな可愛い3両編成の電車です。
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 経費節減なのかワンマン電車でした。
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 こんな可愛い駅名の標示看板です。
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 佐久平駅に到着!近くで昼食を済ませ市役所まで少し距離があるので、職員さんに送迎していただきました。
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 市役所に到着!
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 佐久市では健康長寿のまちづくりについて、まずは健康づくり推進課より保健補導員の活動について説明を受けました。一般的に補導と言いますと夜にたむろする非行少年少女を捕まえるようなイメージを持ちますが、本来の補導の意味は補い導くと言う意味なので佐久市の保険補導員とは市の福祉行政がスムーズに地域全般に行き渡るための協力者で、保険補導員の活動を通して、市民の健康生活推進の一翼を担っています。
その背景にはかつて脳卒中で死亡する市民が多く、その主な要因は塩分の取りすぎやたんぱく質の摂取不足、また部屋が寒いことなどの調査結果を受け昭和36年に脳卒中死亡率全国1位から昭和51年には脳卒中死亡率減少による功績が認められ保険文化賞を受賞したそうです。まさに逆転の発想で災い転じて福となすです。 

 保健補導員は選出方法は約30~50世帯に1名の割合で、区長が推薦し任期は2年で委嘱者は市長です。これまで保険補導員経験者数は延べ2万5千人で経験者が増える事により、地域全体の保険意識の向上につながり、行政のよき協力者であり理解者になっていただけるそうです。私も以前PTAの会長をさせて頂いたことがありますが、最初はいやいやで引き受けたのですが、活動しているうちに当事者意識や仲間意識が芽生えてきました。また先生の気持ちや保護者の気持ちが分かるようになり、子どもたちが笑顔で安心して通えるような学校にしようと考えると結構楽しく活動ができました。たぶん保険補導員さんもそのような感じかも知れません。
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 その後、高齢者福祉課より佐久市の高齢者支援策や介護保険の状況、また健康長寿への取り組みについて説明を受けました。高齢者の増加や介護保険給付費の増加傾向はどこの自治体も同じです。特に高齢者の認知症の予防や支援についてを重点施策として取り組んでおられました。
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 山門市にある長寿地蔵尊(通称ぴんころ地蔵)が観光名所となっているそうです。ぴんころとはピンピンころりで誰もが長寿を全うする時そうありたいと願っています。厚労省の推計によりますと今や認知症の高齢者は10人に一人と言われています。専門医等による講演会を開くなど正しい知識や啓発を図り、高齢者福祉課に認知症地域推進委員を3名配置(保健師2、看護師1)地域の相談や訪問により迅速に対応しているそうです。また医療機関と行政が連携し、早期発見と予防にも取り組んでいました。また認知症サポーター養成講座やキッズサポーター養成講座を市民が開き幅広くかかわる事により当事者意識を持ち理解を深める活動には頭が下がります。

 私の印象として佐久市は、行政と病院が一体となり地域医療を推進し、多くの市民(補導員、サポーター)が関わる事により当事者意識を高め行政と市民が協力し合いながら課題に取り組んでいるように感じました。地方財政が厳しい中、自助、共助、公助の役割分担をしっかりと考えまず自分たちでできる事は自分たちで考え健康で長生きする事が財政難を乗り切る唯一の方法でそうせざをるを得ない状況に来ているのだと感じました。
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 ユニークなぴんころカルタのポスターがありました。行政もこのような遊び心を持ち楽しく分かりやすく学ぶ姿勢が大切だと思います。
 佐久市の職員の皆さん大変お世話になりました。亀岡市政にも何か学んだことを生かせる方法がないかを考えてみます。1
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