SSブログ

環境厚生常任委員会視察(第3日目) [亀岡市議会]

 前日佐久平から東京⇒三島⇒沼津⇒富士と長旅の疲れでぐっすりと眠れました。21日、視察の最終日は静岡県富士市富士宮市です。宿泊先の富士駅から富士宮駅まですぐ近くでした。学生時代に三島で1年間住んでいまして、付き合っていた彼女が富士宮市出身で感慨深いものがありました。
20140521_093346.jpg
 富士宮駅を出ますと富士山がお出迎えです。霊峰富士を眺めているだけでワクワクしてきます。
20140521_093407.jpg
 駅から徒歩で富士宮市役所に向かいました。
20140521_094445.jpg
 街を歩いていましたら世界文化遺産の祝福ムードとB-1グランプリで一躍有名になりました焼きそばの幟があちこちに立っています。
20140521_094557.jpg
 市役所正面入口には世界文化遺産のあるまちの看板がこれ見よがしにと大きく掲げられています。
20140521_114249.jpg
本日の会議室に掲げられました文字が気になりました。
「政者正也」(政とは政なり)は論語の中の一説ですが、その意味は政治とは為政者が己の身を正し、世の中に正しい道が行われるようにすることであると言う意味です。
書いた人は石橋湛山(第55代内閣総理大臣)です。この言葉は肝に銘じなければなりません。私も政治の世界の片隅に身を置きまして、如何に当たり前の事を当たり前にする事が難しいことを痛感しています。政者正也は政治の原点だと思います。
20140521_094738.jpg
 最終日の視察事項は地域包括ケアについてです。福祉総合相談課の職員さんは現場出身から職員になられた方ですので話が分かりやすかったです。
富士宮市の総合相談支援体制はワンストップ総合相談窓口でかなり進んでいました。
民間委託丸投げではなく市が主体となり高齢者・障がい者・児童の窓口となり支援事業所と連携しているところが凄いと思いました。
 支援が必要な人に関わる人と専門職・機関のネットワーク作り「民」「産」「学」「官」の各主体が、それぞれの役割や責任を果たすためにバランス良く機能する仕組み作りが構築されています。
役割分担の順序は「自助」「互助」「共助」「公助」の中でこの互助の部分を如何に育てるかが難しいのです。
「自助」他人の力によらず、当事者の力で課題を解決する。
「互助」当事者の周囲にいる近しい人が、手を差し伸べ家族や友人、近所の方たちが、自発的に関わること。
「共助」地域や市民レベルでの支え合い、非営利団体や協同組合などのよるボランティア活動等システム化された支援活動のこと。
「公助」行政による支援。さまざまな公的サービスにより、個人では解決できない生活諸問題に対処すること。(社会保障制度)
本来、この順序を経るべきですが、近年いきなり公助を求められることが多いので扶助費は増加の一歩をたどっています。如何に互助、共助を育てる事を行政がサポートできるかだと思いました。
20140521_115404.jpg
 議場を見学させていただきました。木質を主体としたコンパクトでそれでいて威厳を感じさせる議場でした。
20140521_114615.jpg
 庁舎内にこのような民間のファーストフード店があり驚きました。市役所内にコンビニがあったり、市立図書館にTSUTAYAが指定管理者になる時代です。新しい感覚を持たねばと思います。
20140521_122331.jpg
 昼食はご当地名物の焼そばを食べました。麺がシコシコで食感があり美味しかったです。
20140521_114638.jpg
 3日間の視察を終え共通して感じた事は、地域の活動(自治会、地区社協、自治振興センター、保険補導員、公民館活動)を充実させる(主体性を持たせる)手助けを行政がサポートする。
そして、住民自らが地域の課題を見つけ考え行動し実現させる事をつなげる仕掛けを考える事が重要だと感じました。簡単なようで大変難しいのです。
そこで暮らす市民の一人一人が当事者意識を持ち主体的に行動することに他ならないと思いました。
 お忙しい中にも関わらず、暖かく対応していただきました関係者の皆様には大変感謝しています。この得た情報を無駄にすることなく、如何に本市に生かせるかを考えたいと思います。
nice!(1)  コメント(0) 

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。