SSブログ

バイオマス事業による地域づくり③(1日目後半) [亀岡市議会]

CIMG0075.jpg
真庭市役所前に停車中の観光キャラバン隊の車。
この車で全国を回るそうです。
亀岡市もこれくらい派手にやらんとね。
CIMG0076.jpg
真庭市の新庁舎前。
木材をふんだんに利用したぬくもりのある建物でした。
【敷地面積】18,750,30㎡
【構造規模】本庁庁舎:鉄筋コンクリート4階建 7,35341㎡
       エネルギー棟:鉄筋コンクリート2階建 605,62㎡
【工期】着工:平成21年3月19日 竣工:平成23年3月10日
【総事業費】約27億3,500万円
       国庫補助金(H20年地域活性化・生活対策臨時交付金)約6億4,000万円
       合併特例債 約14億8,700万円
       その他補助金(地域新エネルギー等促進事業NEPC等)約1億1,070万円
       庁舎建設基金 約4億5,100万円
       一般財源 約4,630万円
CIMG0078.jpg
空調関係はこのように足元にありました。
CIMG0081.jpg
エネルギー棟には木質バイオマスの活用でチップやペレットをボイラにより発電しています。
CIMG0084.jpg
【建設費】エネルギー棟:2億2000万円(NEPC補助率2分の1)
CIMG0085.jpg
ここはペレットを入れる所です。
特別シャッターを開けて見せていただきました。
CIMG0079.jpg
庁舎内の電力は木質バイオマスエネルギーのみならず屋上で太陽光発電もしています。
設置面積は600㎡で能力は85KW、一般家庭にすると15戸程度の電力※MITSUBISHI社製
建設費は6,700万NEPC等導入促進事業で補助率40%
CIMG0177.jpg
私も3月定例会で市庁舎置屋上に太陽光パネル設置を提案しましたが、多額の費用がかかり、屋根の構造上問題があるとの事でした。
思いつきで夢見たいな質問と思っていましたが、実際にあったんですね。
設備投資の費用対効果は約10年で回収できるとの事。
CIMG0080.jpg
庁舎内には子育てママもうれしい授乳室もあります。
CIMG0086.jpg
産業建設常任委員会の特別メニューとして再び勝山町並み保存地区の中にある町屋を改装した休憩所をお借りしまして電柱地中化について建設部職員さんより説明を受けました。
CIMG0088.jpg
条例制定にあたり、最初から厳しい規定を設けずにそこで暮らす人の意見を聴き、地域の皆さんを中心として推進委員会を作り観光客を誘致し、その取り組みがマスコミの話題となり住民の意識にも変化がおきたそうです。
行政主導というより、むしろ黒子に徹したサポートが条例制定成功の秘訣のように思えました。
CIMG0087.jpg
パワーポイントを使い、電柱地中化の着手前と着手後を見れば一目瞭然でした。
全長約700メートル、地中化における総事業費は約5億2000万、石畳風に約6000万の計5億8000万、補助率が40%、残り60%が起債で決して電柱地中化は安くはありませんが、ここまで町並みが整えば値打ちがあります。
CIMG0090.jpg
初日は夜の7時近くまで充実した視察内容でした。
お世話になりました関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
nice!(1)  コメント(4) 

nice! 1

コメント 4

King

けっこういろんなところで進んでるですね。地中化。

はじめて聞いた市の名前ですが、平成の大合併なのですね。
人口集中地区がない都市(全国26市の1つ)なんですね。

兵庫の丹波市、加東市、滋賀の米原市などと似たような問題もかかえられるのかと思います。亀岡も人口集中地区の比率は京都南部では比率が低く、遠い地域も多いですね。特に南部で。離れ方が半端でない地域も。

先日のコンパクトシティ化のコメントに賛同いただきましたが、そうなることでハード面だけでは暮らしにくくなる中心部から外れた弱者が発生するわけですが、それをどんな面で補っておられる(またはいかれるのか)、そういったところも、この視察をきっかけに参考にしあえるといいですね。

自然増はなし。分散化へのインフラ強化はコスト面でありえない。実態に対する妄想はなしで、そういったところの声(単なるエゴは大嫌いですが)をどうしていくかも考えたいところですね。

ここは、旧真庭町なのでしょうかね?それ以外の地域がここへの集中投資に対してどう考えていたのかも知りたいところです。亀岡の旧町村への投資については私は賛同しますが、ええ加減意見しかないなら、なんでそんなところに税金投資せなあかんのや・・・になりますのです。

by King (2011-07-05 02:59) 

kochan

私はエコがエゴにならないように、セコでいいと思います。
昔、丸ビル建てた吉本晴彦さんが著書「どケチ人生」の中で「ケチ」は良いけど「しぶちん」はいかんと語っておられたのが非常に印象的でした。
ケチとしぶちんの違いはケチは出すべき金を出ししまつする、それに対し「しぶちん」は出すべき金を出さない輩をさすそうです。
これに似た感じでは「叱る」と「怒る」の違いで叱るは相手のためを思い、怒るはその場の感情に流されてものをいう人の違い。
最近、怒る人が増えてますね、だから子どもは居場所がなくなるのでしょうね。
私なんぞ両親が商売でほったらかし(当時は忙しかって儲かっていました)でしたので他人に上手に甘えて(事務員さんとかに)遊んでもらっていました。
その甘えの切込みがユーモアだったのです。
それは今も変わっていません。
ユーモアによっていじめも切り抜けてきました。
それをおちゃらけととれば不愉快でしょうが、このセンスがわかる人が井上のファンと言う事になるわけです(笑)
レディーガガもバカやってますが、緻密に計算されたバカなのです。
彼女は天才です。
ビートたけしの笑いの才能も私は漫才師時代から感じていました。
過激な反社会的な皮肉で独特のやさしさを感じていたのです。
彼の「ババア死にやがれ」はやさしさテレの裏返しなのです。
そのセンスがわからん奴が言ば狩をして潰そうとしましたが個性にして貫きましたね。

話がそれてしまいましたが(意見交換のマナー)コンパクトシティーになればコストパフォーマンスの悪い田舎が切り捨てになります(コミュニティーバスもしかり)。
そこをどう補完するのかが今後の課題です。

田舎のよさ、中途半端が売りにならんかいな~。
畑野町や東西別院のインフラ整備は福祉水道の観点なら賛成ですがコスト面で市民の負担増になることは歴然としていますので独立採算制の企業と見ればGOサインは出せないのです。
難しい問題で立ち位置によって変わってしまうのです。
ただ、豊富な地下水のある地域はそれでよいと思いますが、ライフラインとして水、電気は欠かせないものなのでなんとかしてあげたい気持ちは捨てきれないのです。

亀岡市もそもそも町村合併促進法により昭和30年1月に1町15ヶ村の大合併で亀岡市が誕生しました。
当時の人口は7628世帯で3万8307人の規模でした。
小学校の数が村の数であったと思います。
亀岡市も人口の割りに広い市ですが、真庭市は亀岡市の面積を上回り、しかも人口も少なく、そのほとんどが山あいです。
おそらく平地は2割程度ではないでしょうか?

バイオマスの先進地と言うより、危機感よりそうせざるを得なかったのだと思いますがここもまた地元の有力者や企業の知恵と金、リーダーシップがあったからこそここまで推進できたのではないかと思います。
by kochan (2011-07-05 04:18) 

King

>難しい問題で立ち位置によって変わってしまうのです。

いろんな場面でいえることですね。最後はその立ち位置を変えさせる意思が勝つのでしょう。行政である以上、客観性が第一でありますが、何事も意思が大事なのかと思います。

企業の問題でいうと、派遣問題もしかり、私は一概に賛成、反対という論は嫌いです。弱者を切り捨てるのも反対だが、弱者といったまま成長しないのも大嫌いです。

水道整備難しい側面がありますね。特に旧来からの村への対応なのか、都市計画がなされないまま造成されてしまった既存新興住宅地への対応なのかで意見は分かれる気がします。

都市計画税を払ってきた地域からすると、「払ってない新興住宅地にまわすの?そんなのわかって買ったわけでしょ?」ことという不満が出るはずです。

ある地域では、住民負担でされたみたいですしね。またそれなりの年齢になられると、もっと問題が出てくるわけですし。

地下水に限界があり、補完する形でのインフラ整備なら、整備費用 VS 代替地の提供(住民意思も踏まえて)、議論するとかできないもんですか?実は代替地の方がいいという人が多く、お互いにとってメリットがでるならそういう手段もないものでしょうかね。
by King (2011-07-13 02:15) 

kochan

>弱者を切り捨てるのも反対だが、弱者といったまま成長しないのも大嫌いです。
私も同感です。
生活保護や福祉の問題も夫婦別性で戸籍上問題なくすればそれなりの保護や手当てが受けられます(書類上の不備がなければ)まじめに働けば打ち切られます。
自宅で介護する人が軽視され、ポンと特養にまかせっきりにした方が得なシステムに問題があります。
病気でも重くなれば医療費は無料ですが、軽いうちにこそ手を打つべきなんですね。
もっとも分かりやすい極端な例ですが、税金を横着して払わない人がいます(もちろん本当に払えない人もいますが)一生懸命苦しい中税金を払わなければと必死で働く人もいます。
どちらが優遇されるのか?
前者は税金も払えないほど生活が困窮しているとみなされ、後者は税金が払えるではないかと言う発想です。
答えは歴然で間違った判断となるわけです。
まともに働かない方が得なシステムこそが問題なのです。

収納システムも外部委託が中心となり余計にわかりにくなりました。
正直者が馬鹿を見る時代にしてはならないと思います。
by kochan (2011-07-13 06:37) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。